今年の8月はビーチ・ボーイズの「ドゥ・ユー・ウォナ・ダンス?」でスタート。僕はこの曲のゴールド・ディスクを持っているのだけど、額に入っているので聴いたことがない。だから普段はLPレコードで聴いている。『ザ・ビーチ・ボーイズ・トゥデイ』の1曲目で、いつ聴いても楽しい。B面には珠玉のバラード5連発。素晴らしい。
「月明かりの下で僕と踊りませんか?」とビーチ・ボーイズは歌っている。夏の夜、月明かりの浜辺で好きな女の子をダンスに誘うなんて、これまでそんなチャンスはなかったし、これからもあるとは思えない。だから、余計に魅力的なのかもしれない。なんでも経験すればいいってもんじゃない。憧憬が経験を超えることは、割とあるものだ。
僕の体の半分くらいは、ロックン・ロールやポップ・ミュージックで歌われる世界への憧憬でできている。おかげで、面白おかしく、切なくやってこれた。よかったよかった。
今日から8月。夏まっ盛り。昨夜も寝苦しかったけど、大丈夫。ビーチ・ボーイズを聴いて明るく楽しくいこう。
MIYAI