今日は敬愛するジョージ・ハリスンの命日。あれから14年がたったけど、今も変わらずジョージの歌を聴いている。
ビートルズのメンバーで最初に好きになったのがジョージだった。高校生のとき、ジョージの歌がヒット・チャートの第一位になったのを深夜のラジオで聴いた。大学生のときには日本公演があった。そして、亡くなった日のこともよく覚えている。悲しくて仕事を5日間休んだ(自由業みたいなものだったけど)。今はジョージが来日したときに建ったマンションに住み、ジョージの命日に知り合った妻と暮らしている。家のスピーカーからは、よくジョージの歌が流れている。
ジョージが僕に教えてくれたことは、「自分が誰で、どこにいて、どこへ向かおうとしているのか。それさえわかっていれば大丈夫」ということだ。それと「大切なのは学んでいるかどうかだ」ということも。でも、それ以上に、美しい音楽と無償のやさしさを受け取った。ジョージの歌は、いつもそばにあって、僕の隣りで静かに座っている。そんな気がする。
亡くなったとき、ジョージは58歳だった。もっと生きてほしかった。でも、こればかりはどうしようもない。だから、音楽を残してくれたことに感謝している。今日はジョージがいなくなってからの14年間を思い返し、祈りを捧げよう。そして、ジョージの歌をたくさん聴きたいと思う。