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Sandfish Records Diary

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35回目のジョン・レノンの日

 今日はジョン・レノンの命日。40歳でこの世を去ってから、35年が過ぎたことになる。あの日の夜、僕はジョンの死を伝えるニュースでビートルズを知り、ファンになった。以来、毎年12月8日にはいつもとは違う気持ちでジョンのことを偲んできた。今日で35回目ということになる。

 亡くなった日のジョンを、写真家のアニー・リーボヴィッツが撮影している。ジョンは、40歳にしては老成しているように見える。痩せていて、目は鋭く、どこか張りつめた様子で、とても神経質そうだ。「この日にジョンは亡くなったのか」と思うと、僕はいたたまれない気持ちになる。ジョンは最後の日まで重たい荷物を背負っていたように思えるのだ。でも、ジョンが生前の最後に残した歌の多くは、穏やかで、優しく、希望に満ちたものだった。そのことを思うと、少しほっとするのだ。

 1980年の大晦日、ベッドの中でラジオを聴いていると、「ウーマン」が流れてきた。僕はファンになったばかりで、ジョンの死をどのように受け止めるべきなのか、よくわからなかった。悲しもうにも、僕はジョンのことを知らなすぎた。ほどなくして1981年になり、ジョン・レノンがいない世界の新しい1年がスタートした。

 あれから時は流れ、僕は大人になり、ジョンが亡くなったときの年齢も越えた。今日は2015年の12月8日。この35年でいろんなことが(本当にたくさんのことが)変化したけど、僕は今も変わらずジョン・レノンのファンだ。そのことを誇りに思っている。
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by sandfish2007 | 2015-12-08 07:23 | diary | Comments(0)
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