外は小雨から雨上がりへと進行中。ロッド・スチュワートの『ガソリン・アレイ』をターンテーブルにのっけて、コーヒーを飲む。…と、このブログはこうした書き出しが多い。お天気と音楽とコーヒーのお話。それは、起きたばかりで頭がまわらず、目の前にあることをひとまず書いているからだと思う。今朝もそう。
ロッド・スチュワートは偉大なヴォーカリストだが、アメリカに渡る前までが特にいいと感じるのは、僕が端正な音楽よりもとっ散らかったものが好きだからかもしれない。例えばこの『ガソリン・アレイ』や『エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー』のように。そういえば、家を出てひとり暮らしを始めた日、最初に聴いたのもその頃のロッドの歌だった。スコティッシュらしい哀愁を漂わせた歌声に、これからの自分の未来を重ねていたのだと思う。
今夜はリクオさんのライヴを観に行く。僕にとっては今年最初のライヴで、昨年の最後のライヴもリクオさんだった。今夜はきっと端正というよりはとっ散らかったエネルギーに満ちた演奏が聴けると勝手に思っている。とても楽しみだ。
雪の予報も出ていたけど、どうやらその心配はなさそう。小田急線が僕をライヴに間に合うように下北沢まで連れて行ってくれると思うし、ライヴが終わったら僕をこの町まで送り届けてくれることだろう。雪じゃなくて本当によかった。