昨日は春らしいぽかぽか陽気で、野球場で飲むビールは美味しく、応援していたチームは負けてしまったけど、それでも十分に楽しく心躍る1日だった。横浜スタジアムはオープンエアで、ドーム球場にはない開放感がある。「野球場はかくあるべし」と思う。
選手にはそれぞれ自分で選んだと思われる登場曲がある。打席に向かうときに数秒流れるのだが、今の選手達と僕とではジェネレーション・ギャップもあってか、知らない曲ばかりだ。ところが、新しく入団したジェイミー・ロマックというカナダ人野手の登場曲は、そうした中で明らかに異質だった。耳馴染みのあるアコースティック・ギターのトーンに、人生を引きずるような低く重たい歌声。曲はわからなかったが、瞬時に心がざわめいた。「こ、これは…、ジョニー・キャッシュ?」。試合後に調べてみたところ、案の定、ジョニーの「ザ・マン・カムズ・アラウンド」という曲だった。晩年にリック・ルービンと組んで残したアメリカン・レコーディングス・シリーズの中の1枚に収録されているらしい(僕は未聴)。ちなみに、歌詞の内容は、なにやら、死神の到来を彷彿とさせるものだった。ふむ…。
登場曲にジョニー・キャッシュか。これは何かが起こりそうである(根拠なし)。ロマック選手の今シーズンの活躍に期待したい。