暖かくなるというのはいいもので、それだけで気持ちが明るくなり、やる気が出てくる。昔あったような勢いとはまた異なる、穏やかなやる気。悪くない。
そんな朝には、スザンナ・ホフスの『サムデイ』を。彼女とは誕生日が一緒で11歳違い。バングルス時代にプロモ来日した際のインタビューでは、ビートルズが流れてくると、メンバー揃って歌い出したなんて話を聞いては、なんて楽しそうなんだろうと思った。コケティッシュなルックスも魅力的で、ほのかな憧れを抱いたものだった。バンド解散後はヒットには恵まれないながらも、マイペースに自分の好きな音楽をやりつづけて、太ることもなく(えらい!)、今も軽やかに音楽活動をつづけている姿はまぶしく、どこか甘酸っぱい気持ちにさえなる。このアルバムもとてもいい。
結局、自分にできることを信じてやっていけばいいのだ。…と、そんな風に思えるのは、やっぱり暖かくなったからなのだろうか?なんであれ、いいことだ。いいことだ。