今日はポール・マッカートニーの東京ドーム公演初日。雨も上がったし、楽しい1日になりそうな予感。
「ポールのライヴを観れるなんて嬉しいなぁ」とにやにやしながら、押し入れの古いダンボール箱を引っぱり出した。その箱には27年前にポールが来日したときのいろんなものが仕舞ってある。チケットの半券やらチラシやら新聞の切り抜きやらいろいろ。これもそんな想い出の品のひとつ。
おそらく、ポールの車を手配していた関係者によるメモだと思う。あのとき僕はポールをひと目見たくて、毎日のように宿泊先のホテル・オークラへ通っていた。そのとき友人がこのメモを拾ったのだ。
ポールが「ミスター・マーティン」という別称を使っていること。2階建てバスでVIPエントランスから出入りし、そうではないときは通常の場所からキャデラック・リムジンを使うこと。車のナンバーなども書かれており、なかなかすごい内容である。一瞬、ホテルに電話して「ミスター・マーティンさんに繋いでください」と言おうと思ったが、寝てるといけないし、ほんとに繋がっても困るのでやめたのだった。
こちらの写真は、帰国のためキャデラック・リムジンに乗って成田空港へ向かうときのポール。一緒にいた友人が撮影した。あのときはこれがもう最後と思っていた。でも、そうじゃなかったんだよな。