ポール・マッカートニーが帰国して10日あまり。パンフレットのページをめくり余韻を楽しむ。財布の中身は寒々としているが、心は十分あたたかい。もう少し引き籠っていよう。
引き蘢り期間中、何をしているのかと言えば、仕事をしたり、音楽を聴いたり、野球や海外ドラマを観てたりする。時間に余裕があるかと思いきや、これがそうでもない。とはいえ、追い立てられてもいない。
引き蘢りとは、自分の世界をすすんで小さくすることだ。目の行き届く範囲で生きている。外からの刺激が少ないから、何かに振り回されることもない。同じような毎日なので、いつ何があったかといった感覚がなくなる。音楽も耳に慣れたものばかり聴くようになる。
で、そのうち飽きる。いつものパターン。
引き蘢っていれば、お金はそんなに使わない。もう少し貯まったら、友達に会いに行こう。
最後に掲載情報をひとつ。1980年代に特化したエンターテイメント・サイト『
Re:minder(リマインダー)』に、ポール・マッカートニー「ノー・モア・ロンリー・ナイツ」のことを寄稿しました。ポールの偉大なキャリアの中でも指折りの名曲ですが、その割に扱いが不遇だと常々感じているのです。ぜひ読んでみてください。
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80年代ポールの最高傑作「ノー・モア・ロンリー・ナイツ」の不遇