テープレコーダーからはニュー・ヴォードヴィル・バンドの「ウィンチェスターの鐘」が流れている。この曲は1960年代の不思議な大ヒットと言われたりする。60年代はこういう古めかしい曲が突然売れることがあった。カウンターカルチャーに対するカウンター現象だったのだろうか?時代の急激な変化を望まない人達が、ノスタルジックな曲を求めた結果かもしれない。
こうした曲はラジオで覚えた。知っていて得したことはないけど、知っている分だけ心は豊かになった気がする。音楽とはそういうものだ。
最近は毎日のように蛍を見れている。玄関から2分ほど。昨夜もほんのりとした光が舞うのを見ることができた。蛍がいる風景も、いつしかノスタルジックなものになった。蛍の光を目で追っていると、その分だけ心が豊かになる。そんな気がする。
心臓の手術をした同い年の友人が無事退院したので、海沿いの彼の家に行ってきた。元気そうで安心したけど、職場復帰にはもう少し時間が必要だという。その間は彼の部下が会社を守ってくれるので、無収入にはならないそうだから、焦らずに体調を整えてほしい。
これが僕だとそうはいかない。病気や怪我は無収入に直結する。だから、健康には人一倍気を配らないといけないのだろう。とはいえ、相変わらず慢性的な眠気とともに生きている。これはもうただの睡眠不足ではない気がする。きっといろんなことが起因しているのだろう。根本的に生活を整えていくしかない。自分のバランスを見つけよう。