早番の妻を送り出した朝。ベランダに椅子を出して、ぼんやり中。昨夜は寝たのが遅かったから、少しばかり眠い。
朝食はお粥と卵スープだった。梅干しとパクチーをのせる。体にやさしかったので、気づいたら「謝謝(シェイシェイ)」と言っていた。
ベランダの前に大きな楠木があり、宙に浮かぶように立派な蜘蛛の巣がはられている。僕には僕の生活があるように、蜘蛛にも蜘蛛の生活がある。隣人同士ではあるが、僕らはお互い無関係だ。でも、蜘蛛の巣の先が僕の家のアンテナに繋がっているのを見つけた時、そこに関係性が生まれた。
だから、僕はその糸を切った。これで再び関係は絶たれた。蜘蛛は蜘蛛。僕は僕である。こういうのは一種の縄張り意識なのかもしれない。
今朝は午前5時30分に起きた。午前6時の起床は普通だが、30分早いだけで随分早起きした気がするのはなぜだろう?たった30分では、できることなんてたかが知れてるのに。
昨夜は寝るのが遅かったから、少しばかり眠い。このまま寝てしまおうか?でも、がんばって原稿をひとつ書こう。そして、もし午前中に書き上げることできたら、釣りに出かけよう。最近、シロギスが釣れているらしいから。