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Sandfish Records Diary

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リクオ with HOBO HOUSE BAND @虎丸座(2018.6.3)

 ちょうど1週間前、リクオ with HOBO HOUSE BANDのライブが、僕の住む町であった。そして、ここは昨年の10月までリクオさんが暮らしていた町でもある。神奈川県藤沢市。

 リクオさんが藤沢に引っ越してきたのは、江ノ島のビーチクリーンを目的としたNPO団体「海さくら」の活動に関わったことがきっかけだった。この日の会場である虎丸座は、その「海さくら」主催の音楽フェスが行われたこともある場所で、そのときは僕もDJのひとりとして参加させてもらっている。また、ピアノ弾き語りによるカヴァー・アルバム『RIKUO & PIANO』も、ここで録音されたものだ。

 リクオさんが藤沢で過ごした時間は約9年間。アマチュア気質の抜けなかったこの町の音楽シーンに、音楽で生きていくために必要なレベルを身をもって示してくれた。その結果、僕らの意識は底上げされ、いくつかのステップをのぼることができた。

 リクオさんは音楽が盛んなこの町を愛し、積極的に関わってくれた。当時まだ駆け出しだったペダルスティール・プレーヤーの宮下広輔をバンドに誘い、今ではHOBO HOUSE BANDで重要な役割を担うまでになっている。僕らの仲間にお祝い事があれば駆けつけてくれたし、僕にはCDのライナーノーツを依頼してくれたりもした。

 この日のライヴは、シングル「永遠のロックンロール/海さくら」の発売を記念したもので、カップリング曲の「海さくら」は、言うまでもなくリクオさんが藤沢に来るきっかけを作った団体「海さくら」に由来する。そして、ライヴを主催したのは「海さくら」の代表である古澤純一郎くん。そうした人同士の気持ちが繋がって実現したものだった。

 客席は終始リラックスした雰囲気で、誰もが数ヶ月振りにこの町に帰って来たリクオさんを歓迎しているのが伝わってきた。そして、リクオさん達の演奏も、いつも以上に開放的に思えた。

 個人的に嬉しかったのは、「やさしさに包まれたなら」と「アフリカの月」を聴けたこと。どちらも『RIKUO & PIANO』に収録されているナンバーだ。そして、ライヴの中盤に演奏された「海さくら」が、ラストで再び歌われたところに、このライヴのひとつ意味があったようにも思う。

 時間の積み重ねというのは面白いものだ。そのときにはわからないけど、過ぎた後に振り返ってみて初めて気づく。そこにもし温かいものが残っていたなら嬉しい。だから、これからも歩きつづけよう。そういえば、リクオさんもこんなことを歌っている。「転がりつづけて軽くなるのさ」。

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by sandfish2007 | 2018-06-10 07:32 | diary | Comments(0)
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