妻と知り合って10年がたった。その日はジョージ・ハリスンの命日で、馴染みの音楽バー「サウサリート」でリクオさんのライヴを初めて観た日だったから、よく覚えている。妻がリクオさんからもらったサインに日付けが入っているので間違いない。2008年11月29日のことだった。
そんなことに1日遅れで気づいたせいか、なんとなく仕事をする気分にもなれず、妻とラーメンを食べに行き、仕事へ向かう彼女を見送り、僕は海まで自転車をこいだのだった。
海はとても穏やかで、陽射しが眩しく、世界はきらきらと輝いていた。
帰宅してからはソファーで寝転びながらリクオさんのCDを聴いた。リビングも陽射しでいっぱいだった。
夜を待って「サウサリート」で妻と待ち合わせ、マスターのジョージさんが作る美味しい料理とワインで乾杯した。
まずはカルボナーラ。間違いなし。
テリヤキチキンのバルサミコソース。マッシュポテトも素晴らしい。
プロフェッショナルなレバーパテはサービス。ありがとうございます。
ここで妻と別れ、僕は音楽バー「ケインズ」へ。ナッシュヴィル旅行から帰ってきた友人の二見くんが100枚以上のレコードを買い込んできたので、みんなで聴こうというのだ。
素晴らしいカントリーミュージックを聴いてお酒もすすむ。でも、一番よかったのはソウル・チルドレンのこのレコード。ソウル。
お土産もどっさり。ちょっともらいすぎたな。図々しくてすみません。
そんなこんなで遅い起床。これから風呂に入って頭をすっきりさせる。夕方には友達と乾杯するので、それまでに原稿をひとつは書いてしまおう。