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Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

just like band

 第2弾リリースに関して、ジャケット・アートワーク、アーティスト写真、歌詞、バイオグラフィーなどが、無事メールで到着。早速、歌詞を翻訳担当の友人にメールし、音を郵送。アートワークはジャケ・デザイン担当の友人にメールで送り、昨日は直接会って、あれこれと打ち合わせをしてきました。ふたりとも多忙なのに、心良く引き受けてくれ、締切りまでに間に合わせてくれるとのこと。とてもありがたいです。

 彼らに限らず、音楽が好きで、やりたいことがあって、力もあるのに、それを仕事にできていない友人達が僕にはいます。彼らとは音楽を通じて知り合い、これまで仕事やお金とは無関係なところで、つきあってきました。だから、彼らは純粋に応援してくれるし、ときに自分の時間を献身的に使ってくれます。それは本当に、どんなものよりも、僕に安心と力を与えてくれています。けれども、申し訳ないことに、僕はまだ彼らにまともなお返しができていません。でも、いつかきっと、彼らのためになにかをしてあげられるようになりたいと、そう思っています。

 しっかりとリリースをつづけていって、それがいい音楽で、セールスも順調に伸びていけば、サンドフィッシュ・レコードも少しは認知されるようになるかもしれません。そうしたら、翻訳者やデザイナーとして、あるいはまったく別の形で、彼らをいろんなところに紹介してあげられるかもしれない。彼らがやりたいことをやれるようになるための手助けができるかもしれない。そして、そんな風にして一緒に成長していけたらいいなぁと、自分勝手に思ったりします。

 僕がサンドフィッシュ・レコードを始めたときに思い浮かべたのは、ひとつのバンドの姿でした。デビューが決まったときに、会社が用意したミュージシャンとレコーディングするのではなく、これまで一緒にやってきた仲間達に声をかけるみたいな。僕らはまだそれほど上手じゃないかもしれないけど、お互いを理解しているし、いたわり合うことができる。結局、僕にとっては、そうした関係性がなにより大切だったりします。そりゃ、みんな無名だからいろいろ苦労するだろうけど、そこにはやっぱり代え難いなにかがあると思うのです。つまり、努力するだけの価値はあると。

 好きな人たちと好きな音楽に関わっていけたらどんなにいいだろう。今はそれが、僕にとっての、ささやかな夢だったりします。

 MIYAI
by sandfish2007 | 2007-09-10 13:53 | diary | Comments(0)
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