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Sandfish Records Diary

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2011年 06月 19日 ( 1 )

Clarence Clemons, 1.11, 1942 – 6.18, 2011

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 今朝、目が覚めたら悲しいニュースが届いていた。クラレンス・クレモンズが、6月18日、脳卒中の合併症によりこの世を去ったという。享年69歳。今はただ悲しい。ただただ悲しい。

 個性豊かなメンバーが揃うE.ストリート・バンドの中でも、クラレンスは飛び抜けて目立つ存在だった。ステージでは大きな体を揺らし、光輝くサックスを豪快にブロウさせた。その圧倒的な存在感は、ロックン・ロールにおけるサックス・プレーヤーのひとつのスタイルを作りあげた。底抜けに明るい笑顔の持ち主で、とても優しい目をしていた。そんな彼のことを、僕らは親愛の情を込めて「ザ・ビッグ・マン」と呼んだ。

 僕の部屋には『Born to Run』の大きなポスターを飾ってある。白人であるブルース・スプリングスティーンが、黒人であるクラレンス・クレモンズの肩によりかかっている。これはひとつの象徴であり、友情の証だ。世界で1番好きなレコード・ジャケット。そして、冒頭の“Thunder Road”以上に、僕の中で深い意味をもった歌など、もしかしたら存在しないかもしれない。クラレンスが吹くエンディングのサックスは、まさしく希望の光だ。

 あのサックスが聴こえる限り、クラレンスは生きている。いつも言うことだが、ミュージシャンに死はないのだ。でも今日は、抱えきれないほどの感謝と尊敬と友情の心をもって、クラレンスを偲びたい。あなたの音楽を人生の一部にできたことを誇りに思います。本当にありがとう。合掌。

 宮井 章裕
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by sandfish2007 | 2011-06-19 13:09 | diary | Comments(10)