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Sandfish Records Diary

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2018年 01月 30日 ( 1 )

風のような心

 寒い朝がつづいているので、エリック・アンダーソンの名作『ブルー・リヴァー』をターンテーブルへ。

 エリック・アンダーソンは、思い通りにいかなかったことや、うまく立ち回れない人達のことを歌う。そこには暗さがあり、内省があり、悲しさと、心を洗うような清流の輝きがある。旅をつづけた人だけがもつ風のような心がある。

 13年前の夏の終わり、茅ヶ崎でエリック・アンダーソンのライヴを観た。当時よく飲みに行っていたバーで、椅子を所狭しと並べて、お客さんは50人くらいだったろうか。よく実現したものだ。懐かしい。

 あの頃、僕は鎌倉にあったインディーズ・レーベルに勤めていた。そう思うと、いろいろ変わったことになる。サンドフィッシュ・レコードを始めて、結婚して、家を買って…。変化に富んだ13年間だ。

 でも、エリック・アンダーソンの歌は、あの頃と同じ質感を保ったまま、同じ温度で胸に響く。それはエリックがどこにも属していないからかもしれない。つまり、エリックの歌はエリックでしかないのだ。

 僕もそんな風にあれたらなと思うが、なかなか難しい。今も昔も僕の心は右往左往しがちだ。せめて風通しをよくしておけたらと思うが、風のような心と風通しのいい心では、大分違うのだろうな。まぁ、焦らず。一歩づつ。
 

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by sandfish2007 | 2018-01-30 07:50 | diary | Comments(0)