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Sandfish Records Diary

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富士屋ホテル

 結婚して10年が経った記念に、箱根の宮ノ下にある富士屋ホテルに1泊してきた。結婚した当時、僕にはあまりお金がなく、それだけが理由ではないにせよ、妻に婚約指輪も結婚指輪も結婚式も…要するに、それらにまつわるあらゆることをしないまま入籍した。

 そんな僕らが新婚旅行で訪れたのが箱根で、バイキング形式の食事が人気のリーズナブルなホテルに1泊というささやかな旅行だった。その時、宮ノ下で途中下車し、富士屋ホテルに立ち寄っている。この由緒あるクラシックホテルで、僕らはお土産を買い、窓辺の席でケーキセットを食べ、中庭を散歩しながら、いつかここに泊れたらどんなに素晴らしいだろうね、と話したのだ。

 あれから10年。ずっと心の片隅に残り続けたその気持ちを、僕らは実現することにした。結婚してから初めての贅沢といっていい。でも、ふたりで貯めたお金で10年前に訪れたホテルにまた来れたことが、僕には誇らしかった。

 そして、幸運なことに、とてもいい時間を過ごすことができた。おそらく、僕はこの旅行のことを、一生忘れないと思う。

 人の幸せとは何なのだろう。と、ふと考える。もしかすると、それは、10年に1回でも、20年に1回でも、こうした瞬間が訪れることなのかもしれない。そんなことを考えてみたりするのだ。

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# by sandfish2007 | 2021-11-08 19:56 | diary | Comments(0)

10年が経ちまして

 今日は結婚10周年。妻に感謝。支えてくれた家族や周囲の皆様にも感謝を。

 義母と義姉が花とケーキを届けてくれた。ケーキは美味しくいただき、花はテーブルの上で華やいでいる。とても嬉しい。

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 結婚記念日がジョニ・ミッチェルの誕生日なのはたまたま。レナード・コーエンとスティーブ・マックイーンの命日なのもたまたま。そして、天気がいまいちなのもまた、たまたまである。

 これから箱根へ。新婚旅行ではお茶しか飲めなかったホテルに1泊する。そう思うと、なにやら感慨深い。いい時間を過ごせますように。
 

# by sandfish2007 | 2021-11-07 06:28 | diary | Comments(0)

イニシャルT

 今、日本全国のベイスターズ・ファンが色めき立っている。というのも、1998年の優勝メンバーである石井琢朗、斎藤隆、鈴木尚典のコーチ就任が決まったのだ。とりわけ石井琢朗のチーム復帰なんて絶対ないと思っていただけに、ファンにとってこれはビッグニュースである。そして、僕はあることに気づいてしまったのだ。琢朗、隆、尚典…、

 3人ともイニシャルが「T]じゃないか。トリプルT。これに谷繁も加わればクワトロTの結成だ。

 さらに、気づきは止まらない。佐伯貴弘、進藤達哉、波留敏夫、川村丈夫…。

 おぉ、「T」だらけ。なんということだ。これは奇跡か?念のためロバート・ローズのミドルネームも調べてみたのだが、リチャードだった。残念。他にも1998年メンバーではないが、多村仁志や後藤武敏なんてのもいるなぁ。すごいぞ。

 さらに、石井琢朗の巨人退団は原監督との確執が原因と噂されているけど、原監督の名前も辰徳とやはり「T」だったりする。ナイスT。

 この際、三浦大輔監督も退助とかに改名してもいいかもしれないな。まぁ、するわけないよな。
 

# by sandfish2007 | 2021-11-03 10:20 | diary | Comments(2)

トム・ペティ「フリー・フォーリン」が繋ぐ10年前と今

 昨日はトム・ペティのレコードを聴くつもりでいた。ちょうど10年前に鵠沼海岸へ引越して、その時に聴いたのがトム・ペティの「フリー・フォーリン」だったのだ。

 僕は妻との結婚が決まっていて、ふたりで暮らすための部屋を借りたのだった。そんな矢先にトム・ペティのファンだった友達が亡くなったこともあり、そんないろんなことが重なって、僕には想い出深いレコードとなったのだ。

 仕事は予定していたより1時間ほど早く終わった。お酒を飲みに行こうかとも思ったけど、そんな体力は残っていなかったから、僕は頭を刈り、風呂に入り、髭を剃って、テレビのニュース番組を見ながら、ビールとワインを飲んだ。

 時計の針が23時を回り、そろそろトム・ペティのレコードを聴こうとしたところ、なぜか無性にジョージ・ハリスンを聴きたくなってしまい、僕は逡巡することとなった。熟考の末、トムとジョージが一緒に演奏しているレコードを聴くことにした。トラヴェリング・ウィルベリーズの『ヴォリューム・ワン』。

 ターンテーブルにのせてA面を聴いた。ひっくり返してB面を聴いたら満足した。そして、気がつけばトム・ペティの「フリー・フォーリン」を聴きたくなっていた。

 美しいギターの音色。穏やかなトムの歌声。僕は2年間暮らした鵠沼海岸の部屋を思い出していた。亡くなった友達のことも。これまでの10年間の出来事も。そして、これからのことも。

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# by sandfish2007 | 2021-11-02 09:30 | diary | Comments(0)

10時までは

 今日から11月。もう晩秋だなんて、早いものだ。

 週末は、アルバイトが忙しかったせいなのか、どっと疲れが出て、今もその余韻が体に残っていたりする。どうしてこんなに疲れたのだろう?パソコンの前に座っていただけなのに。でも、きっとそういうことなのだ。この現実を受け入れつつ、整えていこう。熱を測ったら35.6度だった。いつも通り(なかなか平熱が高くならない)。

 昨日の選挙結果を見たら、僕が投票した候補者が接戦を制して当選していた。これは珍事だ。でも、よかった。正直、消去法で選んだ感もあったが、それでも。

 コーヒーをひとすすり。浅い息をつく。アルバイトは10時から。それまでもうひと休み。
 

# by sandfish2007 | 2021-11-01 08:16 | diary | Comments(0)